JR東海・多治見駅
多治見たじみ
中央本線 土岐市 多治見 古虎渓
太多線 小泉
所在地 岐阜県美濃加茂市太田町2484
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
日本貨物鉄道(JR貨物)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 3面5線
乗車人員  13,264人/日(2019年) 
開業年月日 1900年(明治33年)7月25日
所属路線 CF中央本線
駅番号  CF12  
キロ程 360.7km(東京起点)
所属路線 CI 太多線
駅番号 CI 07 
キロ程 0.0km(多治見起点) 
駅種別 駅長配置駅(管理駅)
JR全線きっぷうりば
多治見駅
多治見駅
383系電車「しなの」 自動改札口
383系電車「しなの」 自動改札口
75形気動車 211系電車
75形気動車 211系電車
多治見駅(たじみえき)は、岐阜県多治見市音羽町二丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅です。
当駅の所属線である中央本線と、当駅を起点とする太多線との接続駅となっています。
両路線ともJR東海が第一種鉄道事業者として旅客営業を行い、中央本線はJR貨物が第二種鉄道事業者として貨物営業を行っています。
中央本線にはCF12、太多線にはCI07の駅番号が設定されています。
特急「しなの」を含めた全ての旅客営業列車が停車します。
中央本線の列車は一部が当駅で名古屋方面に折り返すほか、中津川方面へ向かう快速は当駅から終点まで各駅に停車します。また、太多線の列車はすべての列車が当駅で折り返します。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、計3面5線のホームを持つ地上駅で橋上駅舎を有します。
駅長・駅員配置駅(直営駅)です。
管理駅として、中央本線の古虎渓駅 - 釜戸駅間の各駅および太多線の小泉駅・根本駅・姫駅を管理しています。
JR全線きっぷうりば・自動券売機・自動改札機が設置されています。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考 
1 CF中央本線      上り 名古屋方面
2 待避列車と始発列車
3 下り 中津川方面
4  上り 名古屋方面 始発列車
下り 中津川方面  一部の列車 
5  CI 太多線  - 美濃太田・岐阜方面   
  • 中央本線は1番線が上り本線、3番線が下り本線であり、特急「しなの」もこれらのホームを使用します。1・2番線の間にはホームのない副本線が存在します。
  • 2番線は、愛・地球博に対応する輸送に伴い留置(滞泊)線としても使用されていた。また、2番線は中央本線と太多線との直通運転時にも使用するが、2012年3月のダイヤ改正でホームライナー太多が廃止されたため、定期運用で中央本線と太多線の直通運転のために2番線を使用する列車はありません。
  • 5番線は太多線専用ホームであるため駅名標の隣の駅は小泉のみであるが、4番線は中央本線の列車が入線するにもかかわらず駅名標の隣の駅は小泉のみです。
  • 反対側にはすぐ車止めは設置されておらず引き上げ線として使われており、通常電車が入線しない5番線を含めて架線も張られています。ステップ付きの気動車が入線するため、4・5番線はホームのかさ上げが行われていません。
  • 夜間滞泊は設定されていません。

駅舎整備計画

多治見駅北都市整備計画とともに多治見市が中心となって進めてきた駅改良工事計画の中には、駅のバリアフリー化に伴う駅舎の橋上化と、幅10メートル長さ102メートルに及ぶ南北自由通路の建設などが盛り込まれています。
工事は2007年度に着手され、2009年11月1日には、南口のエスカレーターなど建設予定の一部の施設を除いて使用が開始されています。
南口のエスカレーター設置予定地は旧駅舎の敷地にまたがっていたため、設置工事は旧駅舎の解体後に着手され、2010年8月11日に使用が開始されました。
その後、駅南口広場周辺や、ホーム上に残る旧施設の周辺も整備され、2010年10月に完成しました。なお、駅北口広場周辺は未整備部分が多く、現在工事が進められています。

貨物駅

JR貨物の施設は旅客駅の北側に位置します。東濃地区の鉄道貨物輸送の拠点駅です。通称は「多治見駅貨物取扱所」。
1面1線コンテナホームを有します。荷役線には架線が張られているが着発線にはなっておらず、着発線に到着した貨物列車は瑞浪方の引き上げ線へ入った後、推進運転でホームへ進入する(ホームから発車する貨物列車は、推進運転で同じ引き上げ線へ入った後、通常運転で着発線へ進入)。荷役線と旅客5番線の間に側線が1本あり、機回しに使用されています。
コンテナホームはコンテナ車8両編成分あります。なお、それ以上の長さの列車でも編成を分割せず、列車を少しずつ動かしながら荷役作業を行います。
名古屋貨物ターミナル駅との間に高速貨物列車が1日1往復設定されています。同駅以外の全国各地へは、同駅にて別の貨物列車に継走(コンテナを載せ替え)され輸送されます。

取扱貨物

  • コンテナ貨物 - 12 ftコンテナのみを取り扱います。
  • 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ています。

歴史

  • 1900年(明治33年)7月25日:名古屋駅から官設鉄道が敷設され、終着駅として開業します。一般駅。
  • 1902年(明治35年)12月21日:官設鉄道が中津駅(現在の中津川駅)まで延伸され、途中駅となる。
  • 1909年(明治42年)10月12日:線路名称が制定され、中央西線の所属となる。
  • 1911年(明治44年)5月1日:線路名称が改定され、中央西線は中央本線に編入される。
  • 1918年(大正7年)12月28日:東濃鉄道が新多治見駅から広見駅(現在の可児駅)まで敷設され、新多治見駅が開業します。
  • 1926年(大正15年)9月25日:東濃鉄道が国有化され、太多線の所属となる。同時に新多治見駅を多治見駅に統合します。
  • 1937年(昭和12年)6月1日:笠原鉄道が多治見駅に乗り入れる。
  • 1944年(昭和19年)3月20日:笠原鉄道など6社が合併し、東濃鉄道(2代目)が成立。笠原鉄道は東濃鉄道笠原線となる。
  • 1957年(昭和32年)4月:自動券売機を設置
  • 1958年(昭和33年):笠原線の多治見駅が廃止され、新多治見駅からの徒歩連絡に戻る。
  • 1965年(昭和40年)10月27日:昭和天皇、香淳皇后が第20回国民体育大会に合わせて県内を行幸啓。岐阜駅発、多治見駅着のお召し列車が運転。
  • 1983年(昭和58年)4月1日:ホーム案内放送を自動化。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取り扱いを廃止します。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる[8]。
  • 1989年(平成元年)10月21日:第2回国際陶磁器フェスティバル美濃の開催に合わせ、駅舎を改装。駅舎内にASTY多治見が開業。
  • 1992年(平成4年)5月16日:自動改札機を設置
  • 2006年(平成18年)11月25日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
  • 2008年(平成20年)2月2日:駅舎整備事業に伴い前日をもって旧駅舎の使用を停止し、仮駅舎(旧駅舎より西に約90m)の使用を開始します。
  • 2009年(平成21年)11月1日:橋上駅構造となる新駅舎の一部の使用を開始します。
  • 2010年(平成22年)8月11日:南口のエスカレーターと階段(土岐市側)の使用を開始します。