広島電鉄江波線 江波停留場
江波(えば)
舟入南江波
所在地 広島市中区江波西一丁目
駅番号 E6
所属事業者 広島電鉄
所属路線 江波線
キロ程 2.6km(土橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員 1,753人/日(2019年)
開業年月日 1954年(昭和19年)1月7日
江波停留場
江波停留場
700形電車 上屋が全面に
700形電車 渡り線がある
江波停留場は、広島県広島市中区江波西一丁目にある、広島電鉄江波線の駅です。駅番号はE6。
江波線の建設が開始されたのは太平洋戦争下の1943年(昭和18年)のことです。軍の要請により、江波地区に建設されていた三菱重工業の広島造船所への通勤輸送を目的として建設され、同年12月に舟入本町、翌年6月には舟入南町(現在の舟入南)まで路線が達していました。しかしその翌年、1945年(昭和20年)8月6日に原爆が投下され、江波線をはじめ広島電鉄の市内線は不通となります。江波線は江波地区まで到達することなく終戦を迎えています。路線が舟入南町から延長され、当停留場が開業するのは1954年(昭和29年)のことである。当時は江波口停留場と称していました。江波停留場への改称時期については諸説ありはっきりしない。
舟入通りの上に敷かれてきた江波線の併用軌道が通りから外れ、路地へと差し掛かったところにホームが設置されています。ホームは2面あり、2本の線路を挟み込むように向かい合って配置された相対式ホームとなっています。停留場の先に江波車庫があって軌道はそのまま車庫の場内に続いており、車庫寄りにはシーサスポイントがあります。 ホームは上下とも歩道と一体になっています。起点から見て線路の右側に土橋方面へ向かう上りホームが、左側に降車専用の下りホームがあり、このうち上りホームには屋根が架けられています。かつては歩道をそのままホームとして使用していたためにホーム高が低く、超低床車両であっても乗降口とホームとの間には段差が生じていました。また下りホームにはホームと呼べるような構造物もなく、電車の降車扉の位置に合わせて歩道に柵がない箇所があり、そこが降車口として機能するのみでした。
これらの不便を解消し安全性を確保するため、2014年(平成26年)には停留場の改良工事がなされ、上下ホームの15センチメートルかさ上げと下りホームへの安全地帯設置が行われています。

運行系統
上りホーム 6
広島駅ゆき
8 横川駅ゆき
9
白島ゆき
下りホーム 6・8・9 江波ゆき


1954年(昭和29年)1月7日 - 江波線の軌道が延長され、江波口停留場として開業。
時期不詳 - 江波停留場に改称。
2013年(平成25年)2月15日 - 9号線の運行が八丁堀から当停留場まで延長される。
2014年(平成26年)3月25日 - 停留場の改良工事が完了、上下ホームをかさ上げし下りホームには安全地帯が新設される。合わせて江波終点交差点に電車優先信号設置。