JR北海道 旭川駅
旭川(あさひかわ)
函館本線 近文 旭川
宗谷本線      旭川四条
富良野線        神楽岡
所在地 北海道旭川市宮下通8丁目3-1
駅番号 A28
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
駅構造 高架駅
ホーム 4面7線
乗車人員  3,814人/(2024年) 
開業年月日 1898年(明治31年)7月16日
乗入路線 3 路線
所属路線 函館本線
キロ程 423.1km(函館起点)
所属路線 宗谷本線
石北本線直通含む)
キロ程 0.0 km(旭川起点)
所属路線 富良野線 
キロ程 0.0 km(旭川起点) 
駅種別 直営駅(管理駅)
みどりの窓口
話せる券売機設置駅
旭川駅
旭川駅
改札口 改札口
改札口 改札口
駅名標 コンコース
駅名標 コンコース
キハ283系気動車 旧駅舎
キハ283系気動車 旧駅舎
旭川駅(あさひかわえき)は、北海道旭川市宮下通8丁目に所在する、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。
駅番号はA28。 事務管理コードは▲120108。
旭川市の代表駅かつ旅客列車が客扱いをする日本最北端の有人(直営)の高架駅である。
当駅を終点とし所属線である函館本線のほか、起点とする宗谷本線・富良野線、新旭川駅を線路名称上の起点としているが全ての列車が宗谷本線経由で当駅まで直通する石北本線の、4路線の営業上の実質的な接続駅となっている。
旭川運転所が「旭川鉄道高架事業」で北旭川駅付近に移転したため、宗谷本線は本駅から旭川運転所分岐点までの区間のみ複線交流電化されている。
ただし宗谷本線・石北本線の営業列車は全て気動車であり、電車の運転は入出庫の回送車のみである。
2011年(平成23年)に完成した現在の駅舎は数多くの建築賞を受賞しており、設計者の内藤廣は「これだけの空間密度を持った駅舎は、世界的にみても例がない」と述べている。

主要列車

本駅に発着する特急列車は、札幌 - 旭川間の都市間輸送に特化した特急「カムイ」・「ライラック」、札幌から石北本線経由で網走駅まで運行する特急「オホーツク」、宗谷本線経由で稚内駅まで運行する特急「宗谷」がある。
また週末を中心に「ライラック旭山動物園号」も運行している。
当駅発の特急列車には稚内まで運行する特急「サロベツ」があり、また「ライラック」に相互接続している。
また上記の特急を補完するため、石北本線には特別快速「大雪」、快速「きたみ」、宗谷本線には快速「なよろ」が運行されている他、富良野線には夏季を中心に臨時列車「富良野・美瑛ノロッコ号」が運行されている。
なお、当駅にかかる運賃・料金計算の特例として、新旭川駅を通過する列車に乗車し宗谷本線・石北本線を乗り継ぐ場合の新旭川駅 - 当駅間の区間外乗車の特例、函館本線の特急列車と宗谷本線の特急列車を当駅で乗り継ぐ場合、当駅で改札を出ず乗り継ぐ場合に限り特急料金を通しで計算することになっている。

歴史

  • 1898年(明治31年)
    • 5月10日:北海道官設鉄道旭川機関庫設置。
    • 7月16日:北海道官設鉄道上川線の駅として開業。木造駅舎。一般駅。当時の読みは「あさひかわ」。旭川工場設置。
    • 8月12日:北海道官設鉄道天塩線(現在の宗谷本線)開業。
  • 1899年(明治32年)9月1日:北海道官設鉄道十勝線(現在の富良野線)開業。
  • 1904年(明治37年):駅舎改築。
  • 1905年(明治38年)4月1日:鉄道作業局に移管。読みを「あさひがわ」に変更。
  • 1909年(明治42年)
    • 7月1日:旭川検車所設置。
    • 10月12日:線路名称制定により函館本線所属となる。
    • 12月18日:神谷酒造(後の合同酒精、現・オエノンホールディングス)旭川工場専用線0.7 km運用開始。
  • 1913年(大正2年)
    • 6月2日:旭川機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)。
    • 月日不詳:2代目駅舎竣工。
  • 1930年(昭和5年)5月15日:旭川市街軌道の路面電車が駅前に乗り入れ。
  • 1936年(昭和11年)
    • 9月26日:昭和天皇の北海道巡幸。室蘭駅発 - 旭川駅着のお召し列車が運行。
    • 9月27日:旭川駅発 - 釧路駅着のお召し列車が運行。
  • 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道(国鉄)に移管。
  • 1950年(昭和25年)2月1日:旭川客貨車区設置。
  • 1956年(昭和31年)6月9日:旭川市街軌道廃止。
  • 1957年(昭和32年)12月1日:この年まで跨線橋が使用されていたが、新たに地下通路が完成。
  • 1960年(昭和35年)6月30日:3代目駅舎竣工(地下1階地上2階建て)。地下に旭川ステーションデパートを持つ民衆駅となる。
  • 1966年(昭和41年)12月15日:みどりの窓口設置。
  • 1973年(昭和48年)11月15日:北海道新幹線の終点が旭川市に変更され、札幌 - 旭川間が全国新幹線鉄道整備法に基づく基本計画線に制定。
  • 1979年(昭和54年)6月:北海道内の駅で初めて窓口に印刷発行機が5台設置。
  • 1982年(昭和57年)10月:旭川エスタ・旭川ターミナルホテル開業。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:貨物・荷物取扱廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)3月13日:読みを「あさひかわ」に再変更。
  • 1998年(平成10年)10月28日:旭川鉄道高架工事に着手。
  • 1999年(平成11年)12月18日:自動改札機を設置し、供用開始。
  • 2003年(平成15年)8月31日:旭川運転所が本駅構内から北旭川駅構内へ移転。
  • 2004年(平成16年)4月30日:旭川ステーションデパート閉店。
  • 2006年(平成18年)3月18日:ダイヤ改正により夜行特急列車が季節臨時化されたため、窓口営業時間を短縮。
  • 2008年(平成20年)3月16日:夜行の特急「オホーツク」最終運転。本駅を経由する夜行列車が設定されなくなる。
  • 2010年(平成22年)10月10日:本駅を中心に約3.5 kmが高架化。旧駅舎から約70 m南に造られた4代目駅舎が一次開業、仮使用開始。
  • 2011年(平成23年)
    • 4月1日:氷点橋開通に伴い、永隆橋通に直結する出入口と東コンコースへの通路が完成。
    • 11月23日:4代目駅舎全面開業。
  • 2012年(平成24年)
    • 4月21日:中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー開設。
    • 7月31日:旭川エスタ閉店。
    • 9月30日:旭川ステーションホテル閉店。
  • 2014年(平成26年)7月:北彩都あさひかわ完成記念事業。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月27日:イオンモール旭川駅前開業。
    • 4月16日:JRイン旭川オープン。
    • 7月31日:あさひかわ北彩都ガーデングランドオープン。
  • 2019年(平成31年)
    • 2月28日:3・4番線ホームのキヨスクが閉店。
    • 4月1日:3・4番線ホームのキヨスクの後継にセブン自販機が開店。
  • 2021年(令和3年)2月28日:ツインクルプラザ旭川支店が閉店。
  • 2022年(令和4年)3月:話せる券売機を導入。

駅構造

ホーム

南側より、島式ホーム3面6線(1 - 6番線)、単式ホーム1面1線(7番線)、計4面7線のホームを持つ高架駅。構造上、富良野線は1 - 3番線に発着が限られる。
1・2番ホームおよびその延長線上の高架スラブと5・6番ホームには樹木のように枝分かれした四叉柱がそれぞれ10基ずつ計20基設置されており、ホームを覆う大屋根(全長180 m、幅60 m、高架スラブからの高さ12.5 m)を支えている。
四叉柱の真上には天窓がある。1・2番ホームは大屋根より短く、3・4番および5・6番ホームはややはみ出ている。
駅舎部分を含めた外壁はガラスカーテンウォールで、ホームから忠別川や大雪山連峰・あさひかわ北彩都ガーデンを見渡せる。
3・4番ホームにはセブン自販機があり、3 - 6番ホームには特急乗車口案内装置がある。
PRC付帯の自動閉塞区間であるため、運行状況を含めた発着案内の自動放送が行われる。

のりば

番線 路線 行先 
1-3 富良野線 美瑛・富良野方面
1-7 函館本線  岩見沢・札幌方面
石北本線  上川・網走方面 
宗谷本線 永山・名寄方面 

高架化以前は函館本線や宗谷本線と富良野線を直通運転することができなかったが、現在は近文駅方面と富良野線の直通運転が可能になっている。
開業日の10月10日と翌11日には臨時列車が運転され、近文駅から富良野線への直通運転が行われたが、定期列車で直通運転の設定はない。
当駅到着後に折り返し運用が設定されている列車が主に使用する留置線が旭川四条駅側に2本設けられており、主として普通列車等が使用する。

駅舎

1898年(明治31年)開業時から数えて4代目の駅舎であり、旭川市が進めている駅周辺再開発事業「北彩都あさひかわ整備事業」の一環として建設され、2010年(平成22年)10月10日に仮開業、2011年(平成23年)11月23日に全面開業した。「川のある駅」をコンセプトにしており、市内にいくつもの川が流れている旭川を象徴するデザインになっている。
改札は東改札口と西改札口があり、2階(乗りかえ階)には各ホームへつながるエスカレーター・エレベーターがある。
駅舎は平和通買物公園と緑橋通(北海道道20号旭川停車場線)の延長線上にあるコンコースを通じて駅舎の南北が結ばれている。木工産業が盛んな旭川市の中心駅にふさわしく内装には北海道産のタモ材が使用され、改札内の壁面「ピープル・ウォール」には「旭川に名前を刻むプロジェクト」によって集められた10,000人の名前がアルファベットで刻まれている。
また、西コンコースには美唄市出身の彫刻家安田侃の作品「天秘」が設置されている。
社員配置駅、みどりの窓口、自動券売機、指定席券売機、話せる券売機、自動改札機(設置駅としては日本最北端)、パーク&トレイン設置駅。駅レンタカーあり。Kitacaは函館本線のみ利用可能で、宗谷本線・石北本線・富良野線では利用できない。

管理駅として、以下の駅を管理下に置いている。
  • 函館本線 近文駅
  • 宗谷本線 旭川四条駅、新旭川駅
  • 石北本線 南永山駅 - 愛別駅間の各駅
  • 富良野線 神楽岡駅 - 西聖和駅間の各駅
施設
  • 駅弁売店・立ち食い蕎麦屋(旭川駅立売商会)
  • おみやげ屋(北海道四季彩館)、コンビニエンスストア(セブン-イレブン)、菓子店(The Sun蔵人)
  • マッサージ店(てもみん)
  • 駅レンタカー旭川営業所
  • 旭川駅内郵便局
  • 旭川観光物産情報センター、食堂(駅ナカ食堂 なの花)
  • 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ステーションギャラリー

旧駅舎

3代目駅舎は4面7線のホームを持つ地上駅でありホームは北側から南側へ付番され、1番ホームは旧駅舎に直結する単式ホーム、他は島式ホームであった。
各ホームは地下通路でつながっており、特急は1 - 3番ホームに発着していた。
6・7番ホームは富良野線の列車専用で使われており、かつて5番ホームと6番ホームの間に貨物列車の仕分け線があった名残で、1 - 5番ホームからは100 mほど離れていた(なお、現駅舎はこの仕分け線跡地に建設されている)。このほか、1番ホームと2番ホームの間に貨物列車の待機線が2本あった。
また、北海道内で2番目の民衆駅として地下階には旭川ステーションデパートがあり、地上階と地下階に改札口が設置されていた。1982年(昭和57年)10月に開業した旭川エスタ・旭川ターミナルホテルとも直結していた。
2004年(平成16年)にステーションデパートが閉店すると地下改札口も閉鎖された。
1991年(平成3年)9月には北海道放送(HBC)旭川放送局が旧駅舎の東端に直結する局舎に移転。
当時は駅舎1号館2階に一般視聴者向け施設として「HBCメディアプラザ AC'S」も開設していた。
また1993年(平成5年)に放送を開始した、旭川市のコミュニティ放送旭川シティネットワーク(FMりべーる)も当初本社(演奏所)を駅舎内におき、送信所として局舎を利用していた。
しかしFMりべーるは2006年(平成18年)に本社を3条通7丁目に移転(後に送信所も移転)。HBC旭川放送局も2010年(平成22年)に1条通8丁目へ再移転し、旧HBC局舎は同年末で解体が完了した。