駅の概要
宮ノ前停留場(みやのまえていりゅうじょう)は、かつて熊本県熊本市南高江町にあった熊本市交通局川尻線に属した停留場(廃駅)である。
駅構造
- 専用軌道上にあった、道路を挟んで離れていた相対式2面2線であるが、国道3号のバイパス道路(現・熊本県道297号川尻宇土線)を斜めに横切って道路北側「川尻」行き、南側「河原町」方面行きの両電停は離れていた。
駅名の由来
「河尻神宮」の宮前にあることから。
歴史
- 1926年(大正15年)10月12日 熊本電気軌道が世安橋 - 岡町間を新規開業と共に開設。
- 1945年(昭和20年)12月1日 熊本市が百貫線と共に川尻線買収、熊本市交通局の路線となる。
- 1965年(昭和40年)2月21日 川尻線廃止に伴い、当駅も廃止。
現在
- 川尻行きの電停跡は医院が建っている。(※2017年2月現在、休業中)
- 廃止後に宮ノ前 - 川尻町区間の軌道跡は、そのまま国道3号バイパスから分岐した「バイパス道路」になったが、現在は「市道」となっている。
- 川尻線の数少ない構造物である、天明新川に架かる鉄橋も存在している。
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