富山地方鉄道射水線の八ヶ山駅は、1924年(大正13年)10月12日に開業しています。
このとき富山北口-四方間が開通し、射水線が始めて開業しています。
しかし、1980年(昭和55年)4月1日には射水線が全線廃止となり、八ヶ山駅も廃駅となっています。
現在の八ヶ山駅跡付近の路線は、バス専用道となっていて、八ヶ山駅の上屋がバス停の待合所となっています。
また反対側のホーム跡から築堤への階段があり、その上に駅舎があったのですが、これは既に跡形もなくなっています。
この待合所となっている上屋は、射水線の最大の遺構と言えます。
しかしバス停として本当に使われているのか疑問を持つほど寂れていて、バスの本数も朝だけの6本というのはどうなっているのでしょうか。つまり富山地方鉄道は鉄道路線の維持に関しては熱心ですが、バス路線に対しては極めて冷淡なのでしょうか。 |