広島電鉄宮島線 廿日市市役所前駅
廿日市市役所前(はつかいちしやくしょまえ)
広電廿日市廿日市市役所前宮内
所在地 広島県廿日市市新宮一丁目2-38
駅番号 M33
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 10.7km(広電西広島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員 3,120人/日(2019年)
開業年月日 1984年(昭和59年)11月1日
廿日市市役所前駅
廿日市市役所前駅
5000形電車 上屋があります
5000形電車 上屋があります
廿日市市役所前駅は、広島県廿日市市新宮一丁目にある広島電鉄宮島線の駅です。駅番号はM33。旧駅名である平良(へら)の副駅名がつけられています。
当駅は1984年(昭和59年)、平良駅の名で宮島線の広電廿日市駅 - 宮内駅間に新規開業しました。開業当初は駅へ至る道路も十分に整備されていなかったこともあり、駐輪場は併設されていたものの交通に不便な駅でした。そこで廿日市市役所の新庁舎が完成した1997年(平成9年)には、駅へのアクセス道路(ふれあい通り、都市計画道路平良駅通線)の整備が計画されます。道路の整備は2000年(平成12年)度に始まり、2年後には駅前広場を残して一部区間の供用を開始、2004年から2005年度にかけては駅前広場の整備に伴い当駅の設備も改修されています。駅の改修については、道路整備事業と並行して国土交通省による「幹線鉄道等活性化事業費補助(乗継円滑化)」を一体的に活用することで実現され、国と市が事業費の一部を負担しています。この補助制度はそれまで鉄道どうしの乗り継ぎに適用されてきたが、当駅については鉄道と駅前広場に乗り入れるバスの乗り継ぎに初めて適用されています。 整備事業が完了し都市計画道路が全通したのは2006年(平成18年)6月1日。同日に当駅は廿日市市役所前(平良)駅に改称し、名実ともに廿日市市の新たな核となる駅に生まれ変わっています。
駅は改修により上下ホームの間に構内踏切を設置、下りホームは駅前広場の位置に合わせて約40メートル移設され、広場に設けられたバス停留所と一体化しました。これにより鉄道とバスを同一平面で円滑に乗り継ぐことができるようになり、当駅は新たな交通結節点として機能するようになっています。当駅の整備をきっかけに、翌2007年(平成19年)には同じ宮島線の広電阿品駅でも鉄道のホームとバス停を一体化させる改修工事が実施されています。
当駅は2面2線の地上駅となっています。互いのホーム位置は斜めにずれていて、路線の起点から見て手前に広電西広島駅方面へ向かう上りホーム、奥に広電宮島口駅方面へ向かう下りホームが設置されています。両ホームは構内踏切で結ばれています。
2006年に改修される前は構内通路がなかったため、ホームの行き来には迂回をする必要がありました。 下りホームは同一平面にバス停留所を併設しており、電車乗り場の反対側にバスが横付けすることで両者の対面乗り換えが可能となっています。上りホームとの間も段差は一切無く、完全バリアフリーの駅である。 駅の周囲には駐輪場、多機能トイレが設置されています。
1984年(昭和59年)11月1日 - 平良駅として開業。
1997年(平成9年)12月 - 都市計画道路平良駅通線および駅前広場の整備事業を計画。
2000年(平成12年)度 - 都市計画道路の工事着手。
2004年(平成16年)度 - 駅前広場整備に並行して、駅および周辺施設の改修を実施。
2006年(平成18年) 1月28日 - 駅の移設工事が完了。同日より新駅に停車する。
6月1日 - 都市計画道路が全線供用開始。駅名を廿日市市役所前(平良)駅に改称。
6月2日 - 駅前広場が完成、広電バスが乗り入れ開始。